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よりニッチな世界へ
私服はゴープコアスタイルでいくという制服化により、服のチョイスが汎用性から専門性へと特化していくようになってきました。
今回はトレッキングシューズ「ALTRA OLYMPUS 6 HIKE LOW GTX」を購入してみたので、その使用感をレビューしていきます。
特徴や他人のレビューに対するボクなりの感想、そしてどんなファッションスタイルにハマるかなど、ユーザー目線で深堀りしていきます。
アウトドアシューズが好きな人、街でも履けるゴアテックスシューズを探している人には参考になるかと思います。

ALTRAとは?─自然な「歩き」を取り戻すブランド

ALTRA(アルトラ)は、アメリカ・ユタ州で誕生した比較的新しいシューズブランドです。
創業者は元マラソンランナーで、「自然な走り方や歩き方を取り戻す」ことを目的にブランドが立ち上げられました。
足本来の形を尊重し、ナチュラルな動きに寄り添う構造設計が特長になっています。
ALTRA最大の特徴は「ゼロドロップ」と呼ばれる構造。
つま先とかかとの高低差がない設計で、裸足に近い感覚を得ることができます。
また「フットシェイプトゥボックス」という独自形状により、足の指が窮屈にならず、自然な広がりを保てます。
HOKAやONなど厚底系のランニングブランドが人気を集める中、ALTRAは「自然体」を軸に差別化されています(と言ってもこのシューズは厚底ですが笑)。
厚底でも”乗せられる感覚”ではなく、“自分の足でしっかり立っている感覚”があるのが魅力です。
特に共感を受けたのは公式ページのこの図!
(出典:ALTRA公式サイト)
本来まっすぐ立つ前提で設計されている人体が、傾斜のあるシューズを履く事で関節で調整しているという、、、
そりゃ足腰が痛くなるわけだって思いますよねー。
この衝撃の図以来、自身の履くシューズはなるべくゼロドロップであることを心がけようと思っています。
OLYMPUS 6 HIKE LOW GTXの特徴

OLYMPUS 6 HIKE LOW GTXは、ALTRAの中でもトレイル・ハイキング向けに作られたモデルで、防水性・安定感・クッション性のバランスが非常に高い一足です。
公式サイトや販売店の情報から、主なスペックは以下の通りです。
- ソール厚33mmのクッション:まるで雲の上を歩くような履き心地
- ゼロドロップ構造:足の自然な動きを促し、姿勢改善にも効果あり
- GORE-TEX Invisible Fit:高い防水性を実現し、急な雨でも安心
- Vibram Megagrip:滑りやすい岩場や濡れた地面でも抜群のグリップ
- 耐久性の高いレザーアッパー:見た目にも無骨でアウトドア感満点
特にこのシューズは「街とアウトドアのハイブリッド」として注目されています。
最近ではアウトドアウェアを日常に取り入れる「ゴープコア」スタイルが流行っていることもあり、人気のモデルです。
ただし、万人に向けた汎用靴ではなく「しっかり履きこなす覚悟」が必要な一足でもあります。
3. 実際に履いてみたレビュー+他レビューへのアンサー
ここでは実際にボクが購入して感じたレビューと、他レビューで言われる内容って実際どうなのってアンサーについて書いています。
クッション性と履き心地の良さは本物

フカフカ感は圧巻です。
33mmという厚みのあるミッドソールがしっかりと衝撃を吸収してくれ、長時間の使用でも疲れにくいのが最大の利点です。
実際に子どものサッカー観戦で何時間も立ちっぱなしになるような状況であっても「なんか疲れたなぁ」ってのを感じにくくなりました。
履き心地はニューバランスにも通じるものがありながら、より包み込まれるような安心感があります。
あと、地味に身長が高くなった気になるのもポイント高めです笑
サイズ感は+1cm推奨
ALTRAの店員さんから教えてもらったポイントですが、「フットシェイプボックスなので、縦がジャストサイズだとつま先が当たってしまう」とのことで、実寸より1cm大きめを勧められました。
足の前滑り(後述)も考慮すると、このアドバイスは的確だったと感じます。
グリップ力は優秀だが、アスファルトでは注意

Vibram Megagripのグリップ性能はさすが。
濡れた地面や芝生、未舗装路でも安定して歩けます。
ただ一方で「土や岩場に強い代わりに、アスファルトだと減りが早い」という性質があるそうです。
実際にアウトソールを触ってみると非常に柔らかく、確かに街履きで酷使するには少しもったいない気も…。
ボクは基本土日に履く程度なので消耗はそこまで気にしてませんが、、、
普段履きメインの方は、この点は頭に入れておくといいかもしれません。
防水性はもちろん完璧
GORE-TEX搭載ということで、雨天時に履いてみましたが、靴下は一切濡れず。
本格アウトドア用途でなくても、「急な雨でも靴を選びたくない」という人にとって、これは大きな安心材料になります。
ここ最近(2025年)、ゴアテックス搭載のスニーカーが多く発売されてきています。
ボクは基本的にスニーカーを購入する際はゴアテックス素材であることが必須と考えています。
それはやっぱり天候に左右されない=アイテム数が少なくて済むため。
これからもゴアテックスモデルがどんどん増えていくと思います。


かかとが少し浮く感じがするのは事実
履き初めは歩くとかかとがやや浮く感覚がありました。
ただ、これはシューズの構造的な問題というよりも「正しい履き方が求められる靴」という印象。
店員さん曰く「ある程度足首までしっかり締めることで安定する」とのことで、ボクも実際に「いちばん後方のシューホールに通す」または「ヒールロック(かかとを固定する結び方)」で問題はほぼ解消しました。
ベアフットシューズ感は感じにくい
もちろん「ゼロドロップ」「フットシェイプトゥボックス」であるため、ベアフットシューズであることは間違いありません。
ただ、「おぉ!これがベアフットシューズか!!」という印象は受けにくいかもしれません。
たしかに初めて履いた時「なんか後ろに傾いて立ってる??」っていう衝撃はありました。
だけどVivobarefootなどのベアフット「ガチ勢」と比較するとベアフット感が感じにくいのは事実かもしれません。
でもこれはあくまでALTRA OLYMPUS 6 HIKE LOW GTXが「オシャレなベアフットシューズ」であってVivobarefootなどが「鍛えるベアフットシューズ」であることの違いなのだと思います。
4. サコログ的着こなし|ゴープコア専用として割り切る
私はこのシューズを完全に「ゴープコアスタイル専用」として位置づけています。
サコログ的合わせ方
キレイめやビジネスカジュアルの時には使っていません。まっったく合いませんから笑
そういう日は革靴を履きます。
この「割り切り」がミニマルなワードローブには大事だと考えています。


あとがき
ALTRA OLYMPUS 6 HIKE LOW GTXは、決してすべてのシーンに対応した万能シューズではありません。
しかし「ゴープコアスタイル」「雨の日のお出かけ」「子どものスポーツ観戦」といった特定の用途においては、これ以上ない快適性と安心感を提供してくれるシューズです。
履きこなすにはある程度割り切りが必要ですが、それも含めて「道具として向き合う」楽しさがあります。
ファッションと実用性を両立させたい方、そして一味違う選択肢を求める方にこそ、ぜひ試してもらいたい一足です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
そんじゃ、まったねー!!