サココウ

サコログ的デジタル・デトックス

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デジタルメタボ

栄養を過剰に取りすぎたら体がメタボになってしまうように、情報を取りすぎたら脳みそメタボになってしまう。

そんな感覚、ありません?

ということで、今回はボクが実際に行った「デジタルデトックス」について記事にしてみました。
「なんだか時間がないなぁ」「スマホばっかり見てる気がする」そんなあなたの参考になればと思います。

デジタルデトックスとは?

一般社団法人日本デジタルデトックス協会(こんな団体があったんだ!)によると、デジタルデトックスの定義は、

「一定期間スマートフォンやパソコンなどのデジタルデバイスとの距離を置くことでストレスを軽減し、現実世界でのコミュニケーションや、自然とのつながりにフォーカスする取り組み」

要は脳みそに入ってくる情報を遮断することでストレスを軽減することが目的ということです。

デジタルデトックスの効果は、これも一般社団法人日本デジタルデトックス協会(こんな団体があったんだ!!)によると

  • 気持ちがスッキリする
  • 目の疲れが取れる
  • 頭(脳)の疲れが取れる
  • 睡眠の質が良くなる
  • ストレスが減る
  • 安心感が増す
  • 想像力(創造力)が高まる
  • ひらめきが良くなる
  • 五感がさえる
  • 幸せな気持ちになれる

だそうです。

なんかふわーっとした効果になっていますが、ざっくり分けると「身体的疲労回復」「精神的疲労回復」による「思考の開放」が得られるとボクは考えます。

なぜやろうと思ったか

その理由は自分自身で「スマホ依存症」になっていると感じたから。
以前にもデジタル・デトックスを一度試みてはいるんです。

NichePhone-S
NichePhone-S デジタルデトックス レビュー断食って、なかなかに厳しいものですね。。。 先日のブログで書きましたが、僕はここ最近、誰とでも常に繋がってしまう日常に嫌気がさしていま...

ある程度の期間はやっていたんですが、結局は続かずスマホ生活に戻っていました。
デジタル・デトックスをしてから数ヶ月は依存している感覚もなく適切な距離感で使えてると思ってました。

ところが最近は元の生活に戻ってしまうどころか状況は悪化し「ヒマさえあればスマホ」「家族といる時もスマホ」「お風呂でも長時間スマホ」「寝る前のSNS漁り」が常態化してしまっていました。
しかも、知りたいことがある訳でもないのにヤホーニュースみたり、買いたいものがあるわけでもないのにAmazon見たりと
不要な情報ばかり頭に詰め込んでいました。
さすがに自分でも「これはマズイ、、、」と感じてしまったんです。

  • 移動中であればYoutubeじゃなくてラジオを聞いてリラックスしたり、考えを深める時間に使いたい
  • リビングでくつろいでいるときであれば、家族との会話を楽しみたい
    お風呂でもスマホをいじるんじゃなく、ゆっくりと何も考えない時間を作りたい
  • そもそも長風呂の時間をブログ書くことにあてたい
  • 寝る前のネットサーフィンをするんじゃなくて、その分早く寝て体力を回復させたい

要は、「なぜオレはあんなムダな時間を、、、」
と、三井寿のように気づいてしまったんです。

でも一度はデジタル・デトックスに失敗している身。
今度はより効果的な方法でスマホ断ちをする必要があったんです。

サコログ的デジタル・デトックス法

より確実にデジタル・デトックスをするために以下のステップですすめました。
今回はコンサルっぽく現状把握→必須のアプリ把握→代替手段の検討→ソフトランディングなデジタル・デトックス
と進めて参りました笑

スマホの全アプリの用途、必要性、代替手段を見える化

デジタル・デトックスに向けてまずは現状把握からはじめました。

現在DLしているアプリを書き出し、それぞれに下記の内容を書き出していきました。

  • 用途、使用頻度…自分の生活に本当に必要なものかを判断
  • 携帯する必要性…デジタル・デトックスする上で常に使用できる必要があるかを判断
  • 代替手段…生活に必要なものである場合、それを使うためには何を使えば良いか

以下が実際にボクが検討した内容の一部です。

アプリ 用途 使用頻度 携帯する必要性 代替手段
Googlemaps 目的地検索(公私両方) 調べてから出発
人に聞く
電話 連絡(公私両方) ガラケー
LINE 連絡(公私両方) Ipod touch
PC
GoogleKeep メモ(公私両方) 手書きメモ帳
onenote
カレンダー 予定の把握 PC
Ipod touch
メッセージ 連絡(仕事がメイン) ガラケー
Ipod touch
chatwork 仕事の連絡 Ipod touch
PC
キンドル 読書(自宅、移動中) PC
Kindle Paperwhite
楽天マガジン
QUICPay 買い物(コンビニ) クレカ

スマホに入れて持ち歩くということは「携帯すべき必要のあるものか」を検討することも必要だと感じました。
家でしか使わないアプリであれば、PCでやれば良い。
あればどうしても触ってしまうので元から断っていくことが必要だと感じました。

でも、デジタルデトックスをしたがために生活が不便になってしまっては元も子もない。
なのでデジタルデトックスをするためにどうすれば不便さを抑えられるかを考えるため、スマホが無い時の代替手段を検討しました。

これらを検討した結果、多少不便になることもあることは重々承知の助でスマホ断ちをすることを決断しました。

フィーチャーフォンを購入

ということでスマホに替わる携帯電話を購入することになったのですが、ボクが携帯電話に求める機能は「電話」「SMS」「テザリング」でした。
これらの機能をもった携帯電話は以前ブログで紹介した「NichePhone」も当てはまったのですが、今回は「Punkt. MP02」を購入しました。

NichePhone-S 4G レビューNichePhone-S 4Gのレビュ記事です。...
Punkt. MP02 New Generation レビューこの世はノイズか、ノイズ以外か この携帯電話をミニマリストとしても有名なローランド様の名言をインスパイアして表現するとこうなります。 ...

ソフトランディングなデジタルデトックス

ただ、急にスマホを無くしては生活が難しい部分もあると感じたので、

まずはSIMの入ってないスマホを持っていく

電源を切ったスマホを持っていき、どうしても必要なときのみ電源オン

スマホ自体を持っていかない

という3段階でスマホを持たない生活に切り替えていきました。

やはり禁断症状のように「あ~スマホ触りて~」ってなったのでそれぞれ2週間位かけてソフトランディングしていくほうが良いのかなと思います。

やってみた感想

デジタルデトックスをしてみた感想は、、、「案外大丈夫」です!

確かに不便になったことは多くあるけど、日常生活に大きな支障はない。
それ以上に時間を有効に使えているという日々の満足感が上回る感じです。

スマホがなければ困ること

ただ、やはりスマホがあればより便利なものがあるのも事実。
以下はボクが移行する際にこれはちょっと困るなと感じたものです。
ただ、これらも最終的にはなんとかなっています。
要は割り切りが重要ってことですww

予定の把握

基本スケジュール管理は仕事、プライベート共にGoogleカレンダーで管理しています。

もちろんガラケーでは予定が確認できないため、PCを開く必要があります。
これは不便だなーと感じます。

特にプライベートでPCを持っていない場面だと予定の確認ができません笑
でもプライベートで緊急で予定を確認しないと行けない場面はないので割り切ってます。

電話帳が連携できない

これはなにげに不便な点。
連絡先の管理もGoogleで行っているので、スマホを使用していればPCと連携できてとても楽ちんでした。
フィーチャーフォンであれば同期はできません。

ただ、USB-C経由でCSVデータをインポートできるので月に1回程度インポートするようにすることで電話帳も最新の内容を維持することができます。

パッとTwitterの発信や写真が撮れない

これは発信者としてはかなりマイナスな面です。
思いついた時にすぐに発信ができません。。。

でもこれはムダにTwitterを見る時間のトレードオフだと考えました。

ツイートしたいことがあればメモしておき、余裕のある時間に投稿する。
これでもボクは十分だなと感じます。

写真は常にGRⅲを持ち歩いて撮れるようにしています。

GRⅢ レビュー(スナップ作例あり)絞り込んだボディはカッコいい GRⅢはまさに「無骨」という言葉が似合います。 「ズームもねぇ、フラッシュねぇ、動画も撮れるが頼りねぇ...

PayPayやQUICPayが使えない

広島でもQRコード決済はほぼ浸透していて、どこでも使える状況になってきました。
だからこそ使えないのは超不便。。。
でもこれも割り切って考えました。

簡単に支払えない=ムダなものを買う機会が減る

ということ。
小銭増えるの面倒くさいーって考えると「じゃあいらないか」って思えます。
実際にCoke ONアプリをよく使用していたのですが、デジタルデトックスをすることによって自販機で飲料を買うことが少なくなりました。

マップ機能が使えない

これはどうしようもない。
考え抜いた代替手段は人に聞くか地図を持ち歩くしかなかったですww

でも、もう少し深掘りして考えると一人でわからない場所を移動する場面って旅行くらいしか思い浮かばなかった。
だから旅行となるとさすがにスマホを持ち歩くようにしたほうが良いなと思いました。

家族と旅行するのであれば奥さんのスマホを頼りにすれば良いし、友人と行動するのであれば友人に頼れば良い。
これも割り切り、、、ですね!

デジタルデトックスをしてよかったこと

つらつらと不便なことを書き連ねましたが、それを補って有り余る良い点があるから、ボクは今もデジタルデトックスを続けられているんだと思います。

ネットサーフィンに使っていた時間をブログ執筆に充てられた

これがボクのデジタルデトックスの大きな目的だったので、達成できました。
長風呂でのYoutubeや寝る前のネットサーフィンとおさらばして、早くお風呂から出てブログ執筆に時間を充てることができました。

家族との団らんの場面でも画面を見ながら話すことはなくなったのでより家族の表情を見ることができます。

ムダなニュースに思いを巡らせる機会が減った

これは意外に大きな副産物でした。

世間のどうでも良いニュースを耳にすることがなくなり、世の中で自身の影響の輪が及ばない範囲の出来事について関心が薄くなりました。

確かに「えっ、知らないの?」なんて言われることもありますが、日々の生活は何も変わってません。
もちろん、世界情勢や世の中の大きな流れについては知っておいたほうが良いけど、知りすぎる必要もない。

世の中の大筋を見極めて、自分の影響の輪が及ぶ範囲のことに集中すべきです。

スキマ時間に思考するクセがついてきた

とりあえずスマホを開いてどうでも良いニュースやツイートを見ることがなくなり(正確にはできなくなりww)、その間ボーっとすることもあるけど、ブログネタを考えたり発信するツイートの内容を考えたり思考するクセがついた気がします。

少しずつの時間でも積み重なれば大きな時間となる。

自分の時間という資源を有効に活用できるようになりました。

まとめ

取止めもなくデジタルデトックスのメリット・デメリットを書いてみました。

スマホを手放すといった強硬手段でなくとも、設定でネットができない或いは時間制限を設けるなどその方に合ったやり方はあると思います。

ただ、ボクは中途半端が嫌いなので手放しましたがww

最後までご覧いただきありがとうございました。
それでは、また!!